生活保護でもカウンセリングを受けられる? 東京都の助成制度とは

「生活保護を受給中で経済的に生活が苦しいけれど、心理的なケアを必要としていて、カウンセリングを受けたい」
「カウンセリングは基本的に自費で、保険適用ではないため、費用の捻出がむずかしい」
生活保護を受給されている方の中には、こうしたお悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方がカウンセリングを実質無料で受けられるよう、東京都が費用を助成する制度があります。

どういう制度なの?
東京都にお住まいで、生活保護を受給されている方は、臨床心理士・公認心理師による心理カウンセリングの費用が助成される制度があります。助成の上限は年間72,000円までです。
どういう人が対象となるの?
この制度を利用できる人は、下記の4つの条件を満たす必要があります。
- 東京都にお住まいの方(※自治体により実施状況が異なります)
- 現在、生活保護を受給されている方
- 福祉事務所やケースワーカーさんに相談し、お住まいの市区町村から承認が得られていること
- メンタル不調がある方、または現在、精神科に通院中の方
1、2、4を満たしている方は、これから3を満たすこともできます。4つの条件を満たせば、カウンセリングの費用を年間72,000円まで実質負担ゼロ(無料)で利用することができます。
制度を利用するにはどうしたらいい?

この制度を利用するには、ケースワーカーさんが自治体(お住まいの区)に申請を出して、事前に承認を得る必要があります。
まず、お住まいの区で福祉事務所・ケースワーカーさんに「東京都被保護者自立支援事業『地域生活移行支援』の精神科カウンセリング受診(年間72,000円補助)を利用したい」、とご相談ください。この制度はあまり知られていないため、ケースワーカーさんへ正確に伝えることが重要です。
次に、ケースワーカーさんからこの事業についての説明がありますので、料金の支払い方法について、ご確認ください。立て替えてお支払いか、福祉事務所から直接事業者へお支払いのいずれかになると思います。
その後、ケースワーカーさんが精神科医に、この事業を利用する必要性があるかどうか意見を聞きます。医師の意見によっては利用ができない場合もあります。
最後に、福祉事務所を通じて承認が得られましたら利用開始となります。
コモレビとは

コモレビは、こころの病気やメンタルヘルスを専門とするスタッフとの対話・フィードバックを通じて、利用者さんが自分のこころにしっかりと向き合い、未来へ向けて一歩ずつ進んでいくことをサポートします。
(1)自費でのカウンセリング
(2)生活保護中宮中の方の医療券や自立支援医療制度をご利用いただける精神科訪問看護
の、2つからお選びいただけます。
コモレビは、2025年1月現在、以下の地域にてサービスを提供させていただいております。
●全域対象:新宿区・中野区・豊島区
●一部エリアのみ対象:練馬区・板橋区・北区・渋谷区・杉並区・世田谷区・武蔵野市
詳細は「サービス対象地域について」をご覧ください。また、問い合わせフォームよりお問い合わせいただくことも可能です。
私たちコモレビのカウンセリングにも、この記事で紹介した制度を適用することができます。
サービス対象地域のみなさまからのご相談をお待ちしています!
お問い合わせ先はこちらです。
メンタルケアサービス
「コモレビ」とは

コモレビは自宅訪問型のメンタルケアサービスです。現在、都内かつ新宿駅および練馬駅から片道30分圏内にお住まいの方を対象としております。
メンタルヘルスを専門とするスタッフが、ご利用者様の自宅に直接うかがい、お話をさせていただきます。心身の調子が悪く外出がむずかしい場合でも安心してご利用いただけます。
1回約40分。精神科経験のある看護師や、精神保健福祉士などの国家資格を持つスタッフとの対話・相談を通して、日々のさまざまな悩みや不安に向き合い、解決を目指すことができます。
サービスのご利用にあたって、まずは無料の利用面談を承っております。利用面談では、お悩みやお困りごとなどをお聞かせ頂く中で、どのような形でコモレビがお力になれるか一緒に考えていきます。
また料金体系、利用可能な地域、医療保険や各種制度の適用、その他サービスに関するご不明点や気になることがあれば、以下よりお気軽にお問い合わせください。
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