うつ病患者の家族が共倒れしないために大切な4つのポイント

うつ病の家族を支える方の中には

「妻がうつ病で、これからもサポートしていくことに限界を感じている。もう疲れた・・・」

「息子が1年以上うつで今後のことが不安。つらい・・」

「親がうつ状態でしんどい。どうしたらいいのかわからない・・・」

などの悩みを抱え、疲れ果ててしまっている方も少なくありません。 

うつ病が長期に渡ると、支えるご家族まで心身ともに疲れ果て、結果として本人と共倒れしてしまうこともあります。

ご家族が共倒れしないためには、焦らずゆっくりご本人の回復を待つこと、本人と「よい距離感」を保つこと、ご家族だけで抱え込まずに相談できる場を作ることが大切です。

この記事では、ご家族の方がご本人と共倒れしないために大切な4つのポイントを紹介します。

※この記事は東京都内で訪問型メンタルケアサービスを展開する「コモレビ」が執筆しています。
コモレビは、精神科看護師や精神保健福祉士などの国家資格を持つスタッフが、当事者の方のご自宅を訪問しておこなうメンタルケアサービスです。1回約40分。対話や相談を通して日々のさまざまな悩みや不安に向き合い、一緒に解決を目指すことができます。
現在、東京都内の一部地域にてサービスを行っています。

ポイント①家族は治療者ではなく、協力者であると考える

①家族は治療者ではなく、協力者であると考える

身近な家族がうつ状態で苦しんでいる姿を見ると、「なんとかしてあげたい」という気持ちから、うつ病のご本人に行動を促したり、「〜したほうがいい」等の声かけをしてしまうことがあります。

しかし、時にその行動がうつ病の本人にとって望ましいタイミングではなかったり、家族という身近な関係だからこそ「押し付け」だと感じてしまったりすることもあります。

逆に、ご家族の方が焦りや責任を感じすぎてしまい、結果として関係や治療がうまくいかないことも少なくありません。

そこで大切なのが、「いくら身近な存在でも、家族に病気の治療はできない」と割り切ることです。

治療を行うのは病院や専門機関といった「プロ」に任せ、家族は「本人を見守る協力者/サポーターである」という姿勢を大切にしましょう。

ポイント②うつ病患者の症状や特徴を理解する

うつ病は日本人の10〜15人に1人、一生のうちに一度はかかる病気と言われています。治療を始めても症状に合う薬が見つかるまでに時間を要したり、回復までに数ヶ月~数年かかるなど、時間をかけて治療する必要がある病気です。

うつ病は精神的ストレスや身体的ストレスを原因とし、「感情」や「気分」に関わる脳の機能に障害が生じる状態です。症状は人それぞれですが、不眠や倦怠感、イライラ、食欲不振(または過食)、集中力の欠如、消えたい願望などがあります。

また、うつ病の特徴として「朝は憂鬱だけど、夕方になると元気になる」などの「日内変動」や、うつ病のご本人がなかなか症状が良くならない状況に不安や焦りを感じて、極端な考え方や苛立ちを周りにぶつけてしまうことがあります。

こうしたうつ病の特徴を理解していないと、周囲のご家族が焦ってしまったり、不安になってしまうことも少なくありません。 ですので、うつ病の症状や傾向を理解すること自体が、 ご家族の方の焦りや感情の巻き込まれを軽減することに繋がります。

ポイント③ご家族だけで抱え込まずに、医療機関・専門機関に頼る

ご家族だけで抱え込んでしまうと、うつ病のご本人との関係が行き詰まってしまったり、ご家族自身が疲弊してしまうこともあるでしょう。

早い段階から周囲に頼ることがうつ病のご本人の回復への近道になることもあります。ここでは、カテゴリ別にご家族が相談できる場所をご紹介します。

1. 精神科・メンタルクリニック

外来にて医師からの診療を受けること、お薬を出してもらうことが可能です。ご自宅から通いやすい場所にあるか、評判はどうかなどを調べた上でかかるクリニックを選ぶことをお勧めします。

2. カウンセリング

臨床心理学の専門性を持つカウンセラーが相談者と話し、抱えている悩みや問題点を整理し、一緒に解決できるよう関わっていきます。カウンセリングは精神科や心療内科のクリニックに併設されている場合や、臨床心理士が開業しているカウンセリングルーム、オンラインのカウンセラーマッチングサービスなどがございます。

3. 精神保健福祉センター

こころの悩み、精神疾患や障害に関するさまざまな相談ができます。
「うつ病のご本人が病院を受診していない場合」「治療を拒否している場合」「とにかくどうしたらいいのか分からない場合」なども相談することができます。

全国精神保健福祉センター長会 からお近くの精神保健センターをお探し下さい。東京都内であれば、地域に応じて以下の3つの精神保健福祉センターが、それぞれ『こころの電話相談』を受け付けています。

 都内の精神保健福祉センター   こころの電話相談 
精神保健福祉センター(下谷)03-3844-2212
中部総合精神保健福祉センター03-5155-5028
多摩総合精神保健福祉センター042-371-5560

4. 家族会/家族向けコミュニティサイト

ほかのご家族の経験を聞きたい、悩みを共有したいという方は、家族会やコミュニティサイトの閲覧をお勧めします。以下のようなサイトやサービスをご参照・ご利用ください。

みんなねっとサロン(公益社団法人全国精神保健福祉会連合会が運営)

うつ病患者の家族向けコミュニティサイト「encourage」(株式会社ベータトリップが運営)

ポイント④ご家族であるあなたの心身も、大切にしましょう

ご家族の方々が頑張りすぎてしまう。そんな状況になっていませんか。

最近、洋服を買ったり、映画を見に行ったりなど、ご自身が好きなこと、気分転換になることはできていますか。

自分だけ好きなことをすることに罪悪感を感じていませんか。

ついつい病気のご本人を優先し過ぎるあまり、ご自身の健康や精神面を後回しにしていませんか。

うつ病の家族を支える中で、ご家族自身がこころや身体を犠牲にし、疲弊し、最終的にご家族の方ご自身の体調まで崩してしまうことも少なくありません。

ご本人の回復に向けて、ご家族のこころが健康であることもとても大切です。ご家族の方、ひとりひとりの人生も、同時に大切にされるべきです。

どんなに身近なご家族でも、うつ病のご本人の人生を代わってあげることはできません。

それぞれの人生を歩んでいること、ご家族の方の人生も同じように大切なものであること、これらを忘れないでください。

うつ病治療は長期間にわたって行われることが多いです。うつ病のご本人をサポートいくためにも、ご家族自身の心身を大切にし、健康を保っていくことを大切にしてください。

ご家族自身が健康を保てる範囲の中でサポートをしていき、ご家族ではどうしようもない部分は、医療機関や専門機関、行政サービス、周囲の方々を頼りましょう。

周りに助けを求めることも、巡り巡ってうつ病のご本人の回復を助けることにつながります。

メンタルケアサービス
「コモレビ」とは

コモレビ

コモレビ自宅訪問型のメンタルケアサービスです。現在、都内かつ新宿駅および練馬駅から片道30分圏内にお住まいの方を対象としております。

メンタルヘルスを専門とするスタッフが、ご利用者様の自宅に直接うかがい、お話をさせていただきます。心身の調子が悪く外出がむずかしい場合でも安心してご利用いただけます。

1回約40分。精神科経験のある看護師や、精神保健福祉士などの国家資格を持つスタッフとの対話・相談を通して、日々のさまざまな悩みや不安に向き合い、解決を目指すことができます。

サービスのご利用にあたって、まずは無料の利用面談を承っております。利用面談では、お悩みやお困りごとなどをお聞かせ頂く中で、どのような形でコモレビがお力になれるか一緒に考えていきます。

また料金体系、利用可能な地域、医療保険や各種制度の適用、その他サービスに関するご不明点や気になることがあれば、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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